取引先ごとに異なる納品単価の設定ミ「今日の特売価格はいくらだっけ?」「AスーパーとB商店、今月の納品単価は合ってるか?」
全国のスーパーや卸売業者と取引を行う食品メーカーにとって、受発注業務は常に「価格設定ミス」のリスクと隣り合わせです。 本日は、長年FAXとExcelによるアナログな受注管理に悩まされていた、ある食品メーカー(従業員80名)のB社様に、B2B受発注システム「Patisco」がもたらした劇的な変化についてお話を伺いました。
導入前の課題:「神Excel」と「FAX文化」が生んだ、ミスの温床
B社 営業事務担当者様の声: 「弊社は、全国の卸売業者や大手スーパー、個人の飲食店まで、約300社とお取引があります。Patisco導入前は、正直なところ『よくこれで業務が回っていたな』という状態でした」
- 課題1:複雑すぎる価格設定 「食品業界は価格設定が非常に複雑です。『得意先ごとの掛率』はもちろん、『今週の特売価格』『季節商品の先行予約価格』『大手スーパー専用の納品単価』など、例外だらけ。これらすべてを担当者がExcelの管理表(通称 “神Excel”)と記憶を頼りに処理していたため、請求書発行後に価格の間違いが発覚することが月平均で10件以上発生していました」
- 課題2:FAXとメールによる「アナログ受注」と「転記ミス」 「注文の8割はFAX、残りがメールでした。FAXは手書きで読めず、電話で確認。その内容を、別の担当者が基幹システムに『手入力(転記)』する。ここで発注数量や納品日のミスが起こる。ミスの確認と修正だけで、毎日多くの時間を浪費していました」
- 課題3:業務の属人化 「あのスーパーの特売単価は、ベテランのCさんしか分からない。Cさんが休むと、誰も見積書や請求書を確定できない、という属人化が深刻でした」
Patisco選定の理由:決め手は「価格マスター」の柔軟性
B社 営業部長様の声: 「いくつかの受発注システムを比較しましたが、当社の複雑な価格体系に対応できるのはPatiscoだけでした」
- 決め手1:「価格マスター」の柔軟性「当社の複雑な『取引先ごとの価格設定』『期間(特売)ごとの価格設定』に対応できる柔軟性が決め手でした。Patiscoは『製品情報』と『価格情報』が分離しており、得意先ごとの単価を完璧に管理できる。これでミスがゼロになると直感しました」
- 決め手2:「バージョン管理」による変更履歴の担保 「急な単価変更や数量変更は日常茶飯事です。Patiscoは、見積書や発注書の『変更履歴(バージョン)』が自動で残り、どこが変わったかが一目で比較できる。FAXやメールで『言った・言わない』のトラブルを繰り返してきた私達にとって、必須の機能でした」
- 決め手3:「商社が作った」という信頼性 「開発元が、私達と同じく複雑な取引を扱う『商社』であること。机上の空論ではなく、現場の課題を知り尽くしたシステムだという信頼感が、導入を後押ししました」
導入後の劇的な変化:工数70%削減、そして「価格ミスがゼロ」に
B社 営業事務担当者様の声: 「何より、精神的なストレスが全く違います。『価格が間違っているかもしれない』という不安から解放されました」
効果3:業務が「標準化」された 「ベテランしか分からなかった価格設定がシステム化され、誰でも正確に対応できるようになりました。履歴がすべてシステムに残るので、担当者が休んでも業務が止まらなくなりました」スに悩んでいました。Patisco導入後は価格設定が自動化され、請求書発行までが高速化しました。
効果1:価格設定ミスが「ゼロ」になった 「Patisco導入後、請求書発行後の価格ミスは『0件』です。取引先と商品を選べば、正しい価格が自動で適用される。営業担当も事務担当も、Excelの価格表とにらめっこする必要がなくなりました」
効果2:受注処理工数が「70%」削減された 「以前は『FAXの解読→Excel価格表の確認→基幹システムへ手入力→電話確認』で多くの時間がかかっていた作業が、Patisco導入後は『データ確認→承認』のフローで完結します。転記作業がなくなり、残業も大幅に削減されました」
